暑さ寒さも彼岸までという言葉があるように、いきなり木枯らしが吹いて街が秋になり始めましたね。
今週は中島里菜です。どうぞよろしくお願いいたします。
9月24日(火)くもりのち晴れ
ここ2週間ほど、よく眠れない。無理に寝ない。
お彼岸なので、朝早くから叔父とふたりでお墓参りへ。中島家のお墓は高尾にあるので車に乗せてもらう。ラジオからスピッツの楓が流れる。叔父がずっと口ずさんでいた。
急に涼しくなり服装に戸惑う。寒かったり暑かったり、難しい。
お墓参りから帰り朝ごはんを食べたら、昨日から友人が東京へ来ているのでアテンド。吉祥寺を練り歩く!お店がなくなったり増えたり。いい天気でよかった。吉祥寺は学生時代バイトしていたこともあり、思い出の町。見落としていた物事に気づけてとても楽しかった。フランチャイズのカフェだって友人たちと一緒なら優雅な時間に変わる。
9月25日(水)くもりときどき雨
ぐずぐずと起床。ここ最近ぐずぐずぐずぐず。夜は眠れなくて永い。人と会う時間が必要だし、とにかく外に出ないとダメになりそうだからと思い、外に出る準備をする。
気になっていた書店を目指して恵比寿へ。海外の写真集を取り扱うpostでは、綺麗な本がずらっと並んでとても楽しかった。うっかり2冊も購入。目の前で可愛らしい包装紙に包んでくれた。
包む といえば幼少期、実家に柿の種を植えたいと父が言ったかで祖母が新聞に挟まっていたチラシを切り出したメモ用紙に、ささっと2、3粒ほどの柿の種を包んでくれた情景を思い出す。包装紙でもなく、可愛いリボンを施すでもなく素朴なソレになぜだかとてもときめいたのだった、ということをぼんやり思い出しながら恵比寿の銀座で火傷もしない温度のコーヒーを飲んだ。
9月26日(木)晴れ
あっつい!びっくりした。夏に未練を残しているのか。
昼ごはんにしては遅かったけれどラーメンを食べて、明日送別会があるという後輩のプレゼントを買いに出かける。男の子ってなにが欲しいんだろう、と悩みながらたくさん歩いた。プレゼントってあげるのも貰うのも嬉しいから楽しいですね。
9月27日(金)
明日から群馬で撮影アシスタントのため、前乗り。昨晩荷造りできなかったので慌てて用意。出発前に前の会社へ行ってプレゼントを渡した。みんな変わらず元気そうで可愛かったな。新たな門出、この時期に環境が変わるのも大変そうだけれど多分彼ならきっと大丈夫だ。きちんと夢に向かってきちんと進んでいて良いなと思った。
夕焼けに包まれながら群馬に向かう。車内ではハマショーとチャゲアスを熱唱。
群馬は学生時代に一度、太田に行った以来だ。何が名物かわからないまま、お洒落な飲み屋さんで夜ご飯をいただき、ホテルに戻る。
遠出先ではいつも寝落ちして、変な時間に目が覚めてしまう。明日早いのに困ったなー。変な夢だったな。かなしいな。
9月27日(土) くもり
朝早めの時間から現場入り。想像はしていたが、やっぱりバタバタしてクラクラ。なんとかこなすも時間が過ぎるのが遅すぎてカメラマンさんと2人でドン引き。よく頑張ったと思う。反省点は明日に生かす。
本日の撮影は無事終了。担当さんとみんなで焼肉に行く。最近はお酒もそんなに飲めなくなり、、と思っていたが話していると飲んでしまう。バーにも行って、大学生くらいの子達が街に溢れていて眩しかった。スタジオマン時代はコロナ渦だったこともあり、こうして撮影後にご飯を食べるという機会もかなり少なかったので有り難いなあと思う。一緒にご飯を食べる、ということは幸せを分かち合うという点ももちろんだが、情報の共有が出来たり、打ち解けあっていい関係になれたり、勉強させていただけたり、と感じられることがたくさんあるので非常に大切な時間だなと思う。仕事でもプライベートでも、誰かと一緒にご飯を食べるのって大切なことなのかも。スタジオマンみんなでお昼を食べていた時もたしかにそうだったなと思い出す。全て人との繋がりなんだなと思う。
9月29日(日)くもりときどき雨
今日も昨日と同じ感じで。日々勉強。ゆるキャラかわいくて推し活したいなと思った。推し活というか何かに夢中になりたいのかも。右半身が筋肉痛、、昨晩からもう痛みがあったので、まだ若い。今日もバタバタ。大盛況で何よりだ。帰りは高速が渋滞していたので入間から下道。こっちのほうから家に帰ることは全くなかったので面白かった。もっといろんな場所に行ってみたい。今回は観光する時間もなかったからまた来たいな。焼きまんじゅうだけ食べられて良かった。
9月30日(月) くもりときどき雨
夕方から映画を見に行くため出かける。家を出た瞬間小雨。家を出る時にたまたま会うといつもあいさつをしてくれる近所のおばあちゃんが「雨降ってきたよ、傘持っていきな〜。(今から行くとこなのに)ごめんね〜。いってらっしゃい!」と声をかけてくれた。うれしい。
三鷹のSCOOLという場所で今日だけ上映する達上空也の新作映画を観る。映写機から映し出される8mmフィルムの映像は胸が踊った。普段は全く、このような機会には疎いのだけれどたまたま知ったので飛び込んでみた。監督の方のこともよく知らないまま飛び込んでみたけれど、3作品上映のうちのひとつ『木は一度枯れる』というセルフドキュメンタリー作品には私ともどこか共通して感じることがあるかもと思った。
座席の上に置かれていた来場者特典の紙袋を開けないまま、会場から出た。会場へ向かう途中で気になった喫茶店に入ってランチバスケットを頼んだ(ランチなのに閉店までやってるらしい。ランチなのに。)
来場者特典の包みを開ける。こうしてひとつひとつ、紙袋に包んだことを想像すると胸がギュッとなる。素敵な仕事だ。
鬱屈していた日々でしたが、すこしずつ浮かび上がれそうな。明日は『ほなまた明日』を観に行くことを予定とした。明日もきっと大丈夫!明後日も明明後日もきっとなんとか大丈夫だ。
今週はこんな感じでした。
来週の週末10/5-10/6(もう10月…)は、T3 PHOTOBOOK MARCHE2024に参加します。お天気はふあんな感じですが、私は土曜日も日曜日もブースに立っておりますので、ぜひ遊びに来てください。9/20に刊行された中間麻衣さんの写真集『巡る犬』もブースに並びます。とっても綺麗な写真集ですのでぜひお手に取ってご覧いただきたいです!京橋駅3番出口から直結の東京スクウェアガーデンにて12:00-17:30です。お待ちしております!
https://t3photo.tokyo/t3-photobook-marche-2024
それではまた。